20代の働き方(役割と責任)
よく面接時にご質問をいただく「採用基準や評価」に関して、当社の考え方について述べたいと思います。
当社では、20代・30代・40代・50代・60代の働き方に関して、それぞれの年代の役割・責任というのを推奨をしています。ですので、年代毎にやるべき事やその人に対する評価方法が異なるわけです。
ここから記載されている事は、当社へ入社される方も、すでに入社されている方も含めて意識していただければと思います。
20代での働き方は、自己投資ができているかどうか?が大切です。
自己投資といっても、ざっくりした言い方になっていますので、なんの事を言っているのかわからないかもしれませんが、具体的に言いますと、将来成功する為の実績が積まれているのか?が重要になってきます。
実績という言葉を分解してみると、2つの要素に区分されます。それは、
(1)どれだけ幅広い事をやってきたのか?(なんでもチャレンジしたのか?)
(2)どれだけ多くの失敗をしてきたのか?(多様な失敗をしてきたのか?)
というだけです。
20代の方々を見ていると、多くの間違いは「失敗して評価が下がらないように安全で失敗しない仕事だけを選ぶ」という間違った仕事をする方が多く見受けられます。これは、当社が面接する時に重視する事なのですが、20代の方を面接する際には、「どれだけ失敗してきたのか?」「どれだけチャレンジしてきたのか?」を見ています。
失敗した内容は仕事でなくても良いのです。例えば、留学をしようとチャレンジしたとき、その過程の中でどれだけ失敗し、その失敗をどのように訂正したのか。こういう部分を見ています。
そもそも仕事というのは、需要があって供給し、対価をいただくという事が基本になります。では需要とは何かというと、お客様自身が容易にできる事は需要にはならないわけで、どちらかというと、お客様自身で実施すると失敗しそうな事や時間がかかりそうな事が需要になり、それを失敗しない人が供給するわけです。
という事は、失敗経験がない人は、お客様に成功体験を供給する事ができない事になります。
ですので、できるだけ早いタイミングで色々な事にチャレンジして、失敗体験を積んでいる事が重要になりますので、20代の方々に対する評価は、チャレンジと失敗をどれだけ積んでいるのかという部分が重要になります。
当社の中でも、失敗しない安全な事だけを実施しないように、その人が苦手な事や新しい事にチャレンジしていってほしいと思いますし、これから入社される方に関しても学歴や在籍していた会社のネームバリューではなく、20代の方に限っては、チャレンジと失敗経験を見ているという点をご理解いただければと思います。