発熱予測アラートから考えられる事は?
先日、産経新聞に掲載されていた「発熱予測アラート」と言うシステム。
保育施設を運営するグローバルブリッヂホールディングスが提供開始したシステムで、子供のおむつに仕込む仕組みらしい。
過去に2歳児以下の乳幼児の体温データを3千件分解析して、このシステムを作り上げたわけなのですが、やはりここで大切な事は、「何事も予測できると助かるよね?」という事なわけです。
この発熱予測アラームというのは、乳幼児が睡眠中に突然死する乳幼児突然死症候群(SIDS)が起こりやすいとされるうつぶせ寝防止のために開発したCCSセンサーというのが既にあって、保育士と保護者の負担が減った実績から、新たに「発熱予測アラート」の開発になったので、この少子高齢化の時代にデジタル化を推進した結果、アナログの世界が裕福になった実例とも言えるでしょう。
では、この題材から、横展開できる事と応用できる事を考えてみたいと思います。
この「発熱予測アラーム」という物の具体的な仕組は、
(A)3千件分(3千人分)のデータ解析に基づいている事
(B)オムツに仕込む(身体の衣服に仕組む)事でリアルタイムの状況データを収集
(C)蓄積したデータから、危険な場合にアラームを出す
です。この方程式に色々と値を入れていくと、「=予測アラーム」となるわけなので、
(A)×(B)×(C)=〇〇予測アラーム となります。
横展開の場合を考えてみる時、オムツに仕込むという形から想像すると、年配の方々を想像できます。という事は、だんだんと身体が思うように動かなくなった方々に対する横展開ができそうです。
では、なんの〇〇予測をしたいのか? 色々ありますね。〇〇に好き勝手に思いつくものを入れてみましょう。
・おしっこ予測アラート(膀胱の張り具合を感知すればいいような・・)
・寂しい予測アラート(心拍数を感知するのではないだろうか・・)
・苦しい予測アラート(これも心拍数かな・・)
というように色々出てきますね。
では、横展開以外に応用という意味で考えてみます。その時の方程式はこれですね。
(A)3千件分(3千人分)のデータ解析に基づいている事
(B)何かに仕込む事でリアルタイムの状況データを収集
(C)蓄積したデータから、危険な場合にアラームを出す
オムツという部分だけを変えてみました。では、この状態で何の〇〇予測をしたいのか?を好き勝手に書いていきます。
・転職予測アラート(これがあると、後任者を早めにアサインしやすい)
・鬱予測アラート(早めに休職手続きを進められる)
・喧嘩予測アラート(怒られる前に、嫁にご機嫌取りにいける)
こんな感じになりますね。既に存在するものもあると思いますが、もっと好き勝手に書いていけそうです。
ちなみに、車に乗っている方は分かると思いますが、警察無線を感知して取り締まりをやっている箇所や警察車両が滞在している場所を知らせる製品もありますよね。
こういう「〇〇予測アラーム」というものを、企画会議で議論してみたいと思います。