チャレンジする時のPDCA
PDCAをきちんと回しましょうと言うのは現場ではよく言われる言葉ですが、既に実績がある時のPDCAと実績がない事(チャレンジ案件)を実施する時では、PDCAの各比重が異なってきます。
当社の中で実績があるようなシステム運用等のPDCAでは、Plan(計画)を軸に進める事ができると、後のDCAがきちんと進められます。
よくPDCAが失敗する方の多くのプロジェクトでコンサルをしてみると、多くのプロジェクトが「CheckとAction」に問題があると答えます。
しかし、多くのプロジェクトがPlanで失敗しています。
Plan(計画)時点で失敗をすると、Do(実行)がボヤっと推進される事になってしまって、Check(Doの振り返り)もボヤっとしてしまいますので、Action(改善)もボヤっとしてしまいます。
結果、PDCAがやっつけ仕事になってしまって、形だけのPDCAになり、「PDCAを回す事が目的になってしまう」という状況になります。そうなると、どうにかPDCAを回っているように見せる事に力を入れてしまて、意味のないPDCAになります。
なので、Planを時間かけて作り上げていく事が重要で、この工程で細かく作り上げていく事に力を入れていく事で、その後の工程(DCA)がボヤっとせずに明確に進める事ができるわけです。
で、ここから本題なのですが、やった事がないチャレンジ案件であった場合は、これが変わってきます。
チャレンジ案件は、計画を立てようにもやった事がないので、計画を立案する上で、何を計画しないといけないのか想像ができません。
なので、ある程度想像でボヤっとした計画を立案したら、すぐDo(実行)し、「失敗をする事が重要」になります。
チャレンジ案件は、失敗をできるだけ多くする事で、成功に近づきますので、計画は大雑把に立案して、Do→Check→Actionを高速で回していく必要があるわけです。
当社でも、新しいサービスを作る時には、計画がざっくりとした形で推進します。
そして、失敗を繰り返す。
そうすると、どうやったら成功するのかが見えてきて、Planにきちんと立案できるようになり、成功体験を積み重ねるようになるわけです。
みなさんも、PDCAを回す時のコツとして参考にしてみて下さい。