川勝知事が言いたかった事

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なんとなくですね、分かるんです。昭和の世代の皆さんもわかると思うのです。

川勝知事が言いたかった事が。

言葉の選択がまずかっただけだと思うのですが、だけでは済まされない世の中なのです。

その昔、一曲のヒットソングがあれば一生安泰と言われていた昭和時代から、一曲のヒットソングなんて、1クール(3か月)も経過すれば、懐メロになってしまうくらい時代の変化が速いという事を理解しなくてはいけなかったのかなと思うのです。

これは、会社もそうなのですが、ヒットした技術なんて長くは続かない。どんどん変化して、どんどんカスタマイズしたり、工夫をして、アイデアを出していかなければならない。

そういう時代なのです。

川勝知事が、若い世代の方々と立場関係なく接する場があったら、こういう発言にはなっていなかったと思いますし、もっと柔軟に色んな価値観や考え方を取り入れられていたら、また違う結果が生まれていたと思うのです。

今回、川勝知事が何を言いたかったのか・・。

それは、プレイヤーとマネージャーの関係性を言いたかったと思うのです。

川勝知事は静岡県の新規採用となった職員への訓示で、良かれと思ってこう発言したのです。

「野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノをつくったりということと違って皆さま方は頭脳、知性の高い方」とか、「県庁はシンクタンク。 野菜を売るのとは違う」

と発言したわけです。この言い方まずいですよね。

県庁の職員が上で、県民は下と捉えかねませんよね。でも、県庁職員が県民の生活を管理(マネジメント)させていただき、県民が仕事や生活(プレイヤー)できるような関係なので、そういう役割分担で推進していかなければならない!という事を言いたかったんだと思います。

心境を分かってあげてほしいとは言いませんが、ご理解いただきたいのは、「同じ意味でも、物の言い方一つで相手を傷つける事になる」って事なのです。

どんな状況においても、ネガティブな言い回しではなくポジティブな言い回しが必要です。

「なんでそんな事もできないんだ!」ではなくて、
「こうやったらうまくいったよ!やってみたら?」とか

「俺が上司でお前が部下だろ」ではなくて、
「私がマネジメントが頑張るから、あなたはプレイヤーという役割分担でいこう」とか

「私が出来が悪くて、迷惑かけました」ではなくて、
「助けてくれてありがとう」とか

言い方一つで物事が効率よく動いたり、非効率に動いたりするものなので、間違いないように進んでいきたいものです。

ま、基本的な考え方としては、相手ファーストで考える力があれば、どんな時代になってもうまくいくのです。その時代で止まってしまった「自分ファーストの考え方」が失敗を引き起こしているとも言えます。

川勝知事だって、今まで知事として色々な成果を上げてきた人だと思いますので、人間を全否定しないようにしましょう!